IPIC TRUST WALL アイピック株式会社

アイピック株式会社 〒340-0834 埼玉県八潮市大曽根1476-1 ご質問・お問合せ 048-998-1247 平日10:00-20:00

特集

人への優しさを・・

アイピック株式会社 代表取締役 石橋崇

空間を仕切るパーティションの設計・製造・施工・管理をトータルコーディネートするプランを提案し、クライアント企業から厚い信頼を得ているアイピック株式会社。その製品の採用は一般企業にとどまらず、大井競馬場から六本木ヒルズまで幅広い。 さらに社長自身の介護経験から開発された「半自動閉鎖システムドア」は、油圧制御装置でドアの閉鎖を半自動にするというもので、病院や老人ホームからの問い合わせも多いという。 父の代役として、大学在学中から経営に携わってきた石橋氏に、現在に至るまでの起伏に富んだ歩み、そしてタヤマ学校との出会いについてお話を伺った。

突然降ってきた社長就任

本の最初のページ

私どもアイピック株式会社は、パーティションの製造・販売をメインに活動しています。当社の特徴は、お客様であるエンドユーザーの満足のため、自社ラインから、施工・設計まで全て管理し、きめ細かいサービスを提供できることにあります。現在ではパーティションはもちろん、トイレブースやシステムドア、オフィス内装の設計まで幅広く展開しています。

ここに至るまでさまざまな出来事がありました。昭和五十九年のことでした。先代社長である父が、パーティションの部材工場として石橋パネルを設置したのですが、あろうことか、設立とほぼ同時期に脳益血で倒れてしまいました。当時、まだ大学四年生だった私は、まさに寝耳に水、選択の余地なく跡を継ぐことになりました。左半身に麻痺が残る父親を介護しつつ、父の指示を受けながら、文字通りゼロから出発することになったのです。

大きな不安を抱えての出発でしたが、会社の経営はもちろん、仕事の進め方の右も左もわからなかった私を、取引先のお客様が親身になって助けてくださいました。それこそ挨拶の仕方から納品書の書き方まで、逐一教えていただいたのです。最初はお客様に仕事を教えてもらいつつ経営していたようなものでした。

とにかく好き嫌いをいわず仕事をこなすだけの毎日でしたが、次第に受注量も伸び、従業員も増え、昭和六十三年には工場を増築、平成二年には株式会社に改組するなど、順調に発展していきました。降って湧いた社長業、進んで選んだ立場ではありませんでしたが、若さを頼りに一つひとつに全力であたっていったのがよかったのだと今にして思います。

しかし、またしても事件が訪れました。それは平成九年の頃、一億円にものぼる不渡り事故が発生したのです。会社存続の危機に直面し、幾日の幾日も思い悩みました。“これ以上被害を拡大させて皆様にご迷惑をかけてはいけない”と考え、いったんは廃業を決めました。

その話を社員にしたときのことです。社員のほとんどが「たとえマイナスの方向に行くとしても、この会社とともに歩んでいきたい」と言ってくれたのです。今でも、その時の感動を忘れることはできません。わたしはこのとき、「こんな素晴らしい社員に恵まれて本当に幸せだ。この社員の家族の幸せのためにも、全力で頑張ろう。そしてここで働くことを誇りに思えるような立派な会社にしよう」と固く心に決めました。

本の途中のページ

タヤマ学校を知ったのは、取引先の社長からご紹介いただいたのがきっかけです。

 研修を受けて、改めて大切だと感じたのは、自分自身の本当の姿に対峙し、真実を探求していくことの大切さです。研修を受けながら、自分が追い求めていくのはどういうものか、自分の原点を探してみようと考える機会が得られました。

 急にビジネスの世界に放り込まれ、将来をじっくり考える時間がなかった自分にとって、その思いはなおさらでした。自分の中のある種の限界がなくなっていったのは大きな気づきでした。また、感謝することよりも、感謝されることは難しいということにも気づかされました。自分が感謝される側になるのはいつなのか、またそれは何によってなのか。これは自分にとっての将来の課題になりました。

 社員に対してよく口にするのは「自律」という言葉です。社員自身が自分たちの人生の設計者なのですから、人生に責任を持つことが大切だと考えています。以前から、自分の役割を遂行する組織をつくっていきたいとの思いがありましたので、ステップアップのための環境も整えてまいりました。社員一人ひとりが経営者になるというぐらいの自覚を持って、取り組んでもらいたいと思います。

 直近の目標としては、今後、カーテンやカーペットを含む輸入インテリア家具を扱う店をフランチャイズ化し、多店舗展開するということがありました。また、将来は、当社ならではのバリアフリーサービスをお客様に直結した形でお届けする仕事にも取り組んでいきたいと考えています。父の介護の経験を通して感じたことですが、バリアフリーが本当に必要な人にまで届くにはまだまだコストがかかりすぎています。

 「パーティションならばアイピック」と、すぐにイメージされるような企業を目指すとともに、「地球にやさしく」「人間にやさしく」を合言葉に活動を広げていくことが、われわれアイピックの信念でありポリシーです。

COPYRIGHT (C) IPIC ALL RIGHT RESERVED.