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25.09.01

【オフィスパーテーション(間仕切り)の防火性能】燃えにくさの種類と選び方、教えます!

# パーテーションの防火性能を徹底解説!不燃材料・準不燃材料・難燃材料の違いとは

1. はじめに:オフィスの防火性能って何?

オフィスを区切るパーテーションは、見た目だけでなく、火事の時の安全性も大切です。防火性能の高いパーテーションを選ぶことで、みんなの安全を守ることができます。

最近は、広いオフィスを自由に区切って使うスタイルが人気ですよね。それに伴って、パーテーションの需要も増えています。でも、多くの会社がデザインやお値段だけを気にして、実は大切な「防火性能」を見落としがちです。

実は、建物の法律(建築基準法)では、場所によって「燃えにくい材料」を使わなければならないと決められているんです。

もし火事が起きたとき、防火性能の高いパーテーションなら火の広がりを防いで、逃げる時間を確保してくれます。アイピック株式会社の調査では、防火性能をしっかり考えたオフィスは、火事の被害が最大40%も減ることがわかっています。

この記事では、パーテーションの防火性能について、わかりやすく解説します!

2. パーテーションに必要な防火性能

パーテーションに必要な防火性能は、設置する場所によって違います。大切なのは、火事の時に火や煙の広がりを防いで、逃げる道を確保することです。

パーテーションの防火性能は、主に次の3つの点で評価されます:

燃焼性

材料自体が燃えにくいかどうか

発熱性

燃えた時にどれだけの熱を出すか

発煙性

燃えた時にどれだけの煙を出すか

法律では、これらの性能に基づいて内装材を「不燃材料」「準不燃材料」「難燃材料」の3つに分けています。それぞれの材料は、ある一定時間・温度で熱を加えても、あまり燃えたり、熱や煙を出したりしないことが求められています。

特に高いビルやオフィスビルでは、避難経路の確保が重要です。火事の時に煙やガスがいっぱいになると、見えづらくなって逃げるのが難しくなります。アイピック株式会社のウェブサイトでは、オフィスに適した高性能防火パーテーションを確認できますよ。

3. 不燃材料・準不燃材料・難燃材料の違い

パーテーションの素材選びで混乱しやすい「不燃材料」「準不燃材料」「難燃材料」。これらの違いをわかりやすく説明します。

3-1. 不燃材料ってどんなもの?

不燃材料は、最も火に強い材料です。20分間熱を加えても、ほとんど燃えず、熱や煙もあまり出しません。

不燃材料の主な特徴は次のとおりです:

  • 20分間の加熱試験で燃えない
  • 出す熱の量が少ない
  • 熱で形が変わったり、溶けたり、割れたりしない

代表的な不燃材料には、コンクリート、れんが、石材、鉄、アルミニウム、ガラス、石膏ボードなどがあります。これらの材料を使ったパーテーションは、特に火事の時に逃げる通路や、火を広げないための区画によく使われます。

最近では、見た目もきれいな不燃材料のパーテーションが開発されているので、デザイン性と安全性を両立させることができます。

3-2. 準不燃材料ってどんなもの?

準不燃材料は不燃材料の次に火に強く、10分間の加熱に耐える材料です。オフィス内の多くの場所で使える実用的な選択肢です。

準不燃材料の特徴:

  • 10分間の加熱試験で燃えにくい
  • 出す熱の量が少ない
  • 熱で形が変わったり、溶けたり、割れたりしない

準不燃材料は、木材や樹脂などの燃えやすいものに、燃えにくくする処理をしたものが多いです。準不燃処理された木のパーテーションは、温かみのあるオフィス空間を作りながらも、十分な防火性能を確保できるため人気があります。

3-3. 難燃材料ってどんなもの?

難燃材料は、5分間の加熱に耐える材料です。一般的なオフィスエリアや小さな区画に適しています。

難燃材料の特徴:

  • 5分間の加熱試験で燃えにくい
  • 出す熱の量が少ない
  • 熱で形が変わったり、溶けたり、割れたりしない

難燃材料は、一般的な燃えやすいものに燃えにくくする処理をしたものが多く、値段も比較的お手頃です。小さなオフィスや特定の条件では、難燃材料のパーテーションでも十分な場合があります。

ただし、法律の対象となる場所では、不燃材料や準不燃材料の使用が義務づけられていることが多いので、使用場所には注意が必要です。

わかりやすい比較表

種類 加熱試験 代表的な材料 主な使用場所
不燃材料 20分間 コンクリート、れんが、鉄、ガラス、石膏ボード 避難経路、防火区画
準不燃材料 10分間 難燃処理した木材、特殊な樹脂材料 一般オフィスエリア、会議室
難燃材料 5分間 難燃処理した布、プラスチック 小規模オフィス、一部の内装

4. 建築基準法の防火規制

建築基準法では、建物の用途や大きさ、場所によって使うべき材料の防火性能が決められています。法律に合った適切な材料選びが大切です。

建築基準法では、次のような建物や場所に防火規制があります:

特殊建築物

例: 映画館、ホテル、病院など

  • 3階以上の階や地下、窓のない階は、壁や天井に不燃材料か準不燃材料を使う必要があります
  • 逃げる通路(廊下、階段など)は、不燃材料を使わなければなりません

オフィスビル

例: 事務所、デパート、レストランなど

  • たくさんの人が集まる場所では、内装材に高い防火性能が求められます
  • 広いフロアでは、防火区画の設置が必要です

高層建築物

例: 高さ31m(約10階)を超える建物

  • 内装材には、不燃材料または準不燃材料の使用が義務づけられています

オフィスビルの場合、一般的に次のような規制があります:

場所 必要な防火性能
避難経路(廊下・階段) 不燃材料
防火区画 不燃材料または準不燃材料
一般オフィスエリア 準不燃材料または難燃材料(建物の規模や用途により異なる)

これらの規制に違反すると、改修命令や使用禁止命令などの行政処分を受ける可能性があります。また、火災時の保険が適用されない場合もあるため、適切な材料選びはとても重要です。

アイピック株式会社のコンサルタントは、建築基準法の規制に詳しく、あなたのオフィス環境に最適な防火パーテーションを提案してくれます。法令遵守と安全性確保のために、専門家に相談するのがおすすめです。

5. オフィスに合ったパーテーションの選び方

オフィスに最適なパーテーションを選ぶには、防火性能だけでなく、使いやすさ、見た目、コストパフォーマンスなど、いろいろな視点から考えることが大切です。

設置場所に合わせた選び方

オフィス内の設置場所によって、必要な防火性能は異なります:

避難経路(廊下、階段など)

  • 不燃材料のパーテーションを選ぶ
  • 煙の広がりを防ぐ性能が高いものがよい
  • パニック時に倒れにくい丈夫な構造のものを選ぶ

会議室・作業スペース

  • 準不燃材料以上のパーテーションがおすすめ
  • 音を遮る性能と防火性能を両立したものが理想的
  • 動かせるタイプの場合は、移動時の安全性も確認

休憩スペース・カフェテリア

  • 調理器具がある場合は不燃材料が必須
  • 汚れに強く、掃除しやすい素材を選ぶ
  • デザイン性と快適性も重視

いろいろな機能を持つパーテーション

現代のオフィスでは、柔軟な働き方に対応できる環境が求められています:

可動式パーテーション

レイアウト変更が多い場合に便利です

可動式パーテーション

防音パーテーション

集中作業や大事な会議に最適

防音パーテーション

ガラスパーテーション

開放感を保ちながら区切れる不燃材料

ガラスパーテーション

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可動式パーテーション

レイアウト変更が多い場合に便利です

可動式パーテーション

防音パーテーション

集中作業や大事な会議に最適

防音パーテーション

ガラスパーテーション

開放感を保ちながら区切れる不燃材料

ガラスパーテーション

グリーンパーテーション

植物を取り入れた準不燃対応の製品

グリーンパーテーション

特に、在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせたハイブリッドワークが普及した今では、オフィスレイアウトの変更が多くなっています。そのため、移動や組み換えが簡単で、かつ防火性能に優れたパーテーションの需要が増加しています。

おすすめポイント!

パーテーションを選ぶときは、「今の用途」だけでなく「将来の使い方」も考えましょう。オフィスのレイアウトは変わることが多いので、移動や再利用がしやすいパーテーションを選ぶと長く使えて経済的です。

www.ipic.jpでは、リーズナブルで高品質な防火パーテーションを多数取り揃えています。初期コストと長期的な使いやすさのバランスを考えた製品選びをサポートしています。

6. 防火性能を長持ちさせるお手入れ方法

防火パーテーションは、適切なお手入れによって性能を長く維持することができます。定期的な点検と適切なケアが、安全性確保のカギとなります。

日常的なお手入れ

防火パーテーションの性能を維持するための日常的なケア方法を紹介します:

定期的な清掃

ほこりや汚れがたまると、防火性能に影響する可能性があります

  • 柔らかい布で定期的に拭く
  • 素材に合った洗剤を使う
  • 特につなぎ目や動く部分の清掃を忘れない

損傷チェック

小さな損傷でも早めに修理することで、大きな問題を防止できます

  • キズ、へこみ、つなぎ目のゆるみを確認
  • 変色や劣化がないか確認
  • 動かせるパーテーションはレール部分の点検も

正しい使い方

パーテーションを大切に使うことも重要です

  • 重いものをかけたり、強い衝撃を与えない
  • 防火区画のパーテーションは常に閉じておく
  • 緊急時の操作方法を全員が理解しておく

専門家によるチェック

プロによる定期点検は、防火性能の維持に欠かせません:

1

年次点検

少なくとも年に1回はプロによる点検を受けましょう

2

機能テスト

動かせる防火パーテーションがきちんと動くか確認します

3

パッキンの確認

防火・防煙性能を維持するためのパッキン部分をチェックします

4

認証更新

必要に応じて防火認証の更新をします

アイピック株式会社では、納品後のアフターケアとして、専門技術者による定期点検サービスを提供しています。これにより、パーテーションの防火性能を長期間にわたって維持することができます。

交換が必要なタイミング

防火パーテーションの交換が必要なタイミングの目安:

警告

表面の大きな傷や変形がある場合

警告

つなぎ目から煙が漏れる可能性がある場合

警告

動く部分の動作不良がある場合

警告

設置から10年以上経過している場合

 

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